北海道乙部町という名前を初めて聞いたのは、地図を眺めていたときだった。
日本海に面した小さな町に、乙部追分ブリューイングという醸造所があるらしい。
仕込み水には、町で湧く「Gaivota」というシリカ入りのミネラルウォーターを使っているそうで、水の話から始まるビールってなんだか珍しいなと惹かれてしまった。
麦芽の一部も乙部産と聞いて、土地そのものを飲むような感覚を勝手に想像している。
ホワイト・アイピーエー・ペールエールと3種類あると知って、飲み比べてみたい気持ちがどんどん膨らんでいく。
実際に3種を並べてみると、想像していた以上に表情が違った。
コリアンダーが香るホワイトは軽やかで、はちみつを使ったアイピーエーは6%としっかりした飲みごたえ、ペールエールはすっきりとした喉ごしで、同じ仕込み水から生まれたとは思えないほど個性がくっきりしている。
乙部の水と麦芽が3つの顔になって届く、そんな飲み比べだった。
紹介した一本
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※この記事の初出はこちらです:https://ai-craft-beer-story.hatenablog.com/entry/2026/08/29/171032
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